鉄骨ファブリケーターとしての取り組み

 

Hグレード認定工場

当社の工場は、国土交通大臣が認定する鉄骨製作工場の性能評価基準で「Hグレード」というハイレベルのグレードに認定されています。性能評価基準制度が開始された昭和54年から今⽇まで「H グレード」を維持しており、高度な技術と生産設備、品質管理体制を構築しております。
鉄骨製作工場でHグレードの認定を取得しているのは上位16%。青森県内には5社しかなく、当社の性能を示す指標の1つになっています。

高規格材(550N鋼)適合工場

当社の工場は、全国鐵構工業協会から⾼規格材(550N鋼)適合⼯場に認定されています。
⾼規格材(550N鋼)適合⼯場認定制度とは、H グレードの適⽤範囲を超えた550N 鋼鉄⾻の⾼度な製作能⼒を保有することを認定し、溶接施⼯法試験の簡略化を⽀援する制度です。
認定には、①工場規模、②製作管理技術者・溶接技能者の人数と資格数、③設備機器の能力と台数、④品質管理体制の構築等の要件を満たす必要があり、⾼い製作能⼒と徹底した品質管理が要求されます。
そのため、上位のHグレードでなければ認定を取得するのは難しく、認定を受けた工場は全国でも12社13工場にとどまっています(2022年1月現在)。
この認定取得により、⾼層・大型物件で多く⽤いられる⾼規格鋼材(550N 鋼)適⽤鉄⾻の製作について、迅速かつ効率的な対応が可能となりました。

溶接ロボットの活用と溶接技能の融合

鉄骨溶接のスペシャリストによる溶接

20台の溶接ロボットが稼働

当社は平成の始まり(1989年)とともに競業他社に先駆けて溶接ロボットを導入したこともあり、ロボットの長所と短所を熟知しています。
そのため、通常はロボットによる溶接が難しいとされる箇所においても溶接を自動化できるノウハウがあります。
現在は、柱大組溶接ロボット4式、仕口コア溶接ロボット2式からなる計20台の溶接ロボットによる自動溶接システムを構築しています。
また、溶接士の技能伝承にも積極的に取り組んでおり、溶接ロボットと溶接スペシャリストによる溶接技能が融合することで、高い技術力と生産能力を有しています。

一貫加工体制の構築と最新設備の導入

最新設備も積極的に導入

工程が一直線に流れる製造ライン

鉄骨ファブリケーターは一次加工工程を外注に依頼することが多いですが、当社は一次加工に必要な最新設備を導入し、社内で一貫加工体制を構築しています。
また、鉄骨製作のスピードと精度を向上させるために、加工から組立、溶接、搬出に至るまでの工程が一直線に流れるように生産ラインを構築しました。
この生産ラインにより、工程間の受け渡しによるタイムロスを最小限に抑えることができ、さらに、各工程間の検査を確実に実施することで高い品質を維持しています。

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